環境制御システム

カテゴリ: 技術・システム
環境制御システム

環境制御システムとは、植物工場内の環境(光、温度、湿度、CO2濃度、気流、養液濃度など)を計測し、設定した最適値に保つためのハードウェアとソフトウェアの総称です。植物工場の「脳」にあたる非常に重要な、中枢システムです。

複合環境制御の時代

かつては「温度が上がったら換気扇を回す」といった単独制御が主でしたが、現在は複数の要素を連動させる「複合環境制御」が常識です。例えば、光合成を促進させるために「光量を上げると同時にCO2濃度を高め、温度も少し上げて代謝を活発にする」といった複雑な制御を自動で行います。

UECS(ウエックス)などの標準化

環境制御機器はメーカーごとに規格がバラバラで、連携が難しいという課題がありました。そこで、日本発のユビキタス環境制御システム規格である「UECS(Universal Environment Control System)」などが普及し始めています。これにより、異なるメーカーのセンサーや制御機器を自由に組み合わせ、低コストで柔軟なシステム構築が可能になりました。

自作システムとオープンソース

(技術トレンド:DIYスマート農業)
最近では、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)やArduinoといった安価なマイコンを使って、自前で環境制御システムを構築する「DIY植物工場」も増えています。オープンソースの制御プログラムも公開されており、エンジニア出身の新規就農者が、市販の高額なシステムよりも高機能なものを自作してしまうケースも珍しくありません。技術の民主化が進んでいます。

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